第4回 女性のライフサイクルと気になる片頭痛との付き合い方

生理と頭痛の関係性

第4回 女性のライフサイクルと気になる片頭痛との付き合い方

  • 稲垣 美恵子 先生 千船病院 産婦人科 (取材時:パルモア病院 産科・婦人科)

片頭痛を引き起こす原因のひとつに、女性ホルモンである“エストロゲン”があります。女性ホルモンの血液中の濃度は、月経周期に伴って変動しています。血中エストロゲン濃度の動きをみると、排卵後に高くなりますが、妊娠しなかった場合には急激に低くなっていき、それに伴って月経が起こります。月経に関連した片頭痛は、月経の前2日間と、始まってから3日間に発作が起こりやすく、これは、ちょうどエストロゲンの濃度が低下するころになります。

また、エストロゲンの濃度は、女性のライフステージの中でも大きく変動します。思春期には女性ホルモンの濃度が高くなりはじめますが、このころに初めて片頭痛になることが多く、エストロゲンの濃度が低くなる老年期には軽快することが多いようです。ただし、更年期と呼ばれる閉経前後は、エストロゲンの濃度のゆらぎが大きいため、片頭痛の悪化が起こりやすくなります。

20~40代の性成熟期は片頭痛の発作が起こりやすく、月経周期のほか、妊娠、授乳、ピルの使用などの影響を受けます。妊娠に不安をもつ片頭痛患者さんは多いと思いますが、妊娠中は片頭痛が軽くなる傾向にあり、完全に消失する女性も多くみられます。また、出産後には再び発作が起こることが多いようですが、母乳を与えている間は片頭痛の発作が起こりにくいようです。なお、妊娠3週末(3週目)から12週までの間はできるだけお薬の服用を避けた方がよいため、片頭痛のお薬を服用している女性は、基礎体温を記録したり、早めに妊娠反応を確認したりすることをおすすめします。

女性ホルモンの推移・ライフステージと片頭痛

女性ホルモンの推移・ライフステージと片頭痛

監修:稲垣 美恵子 先生

生理と頭痛について女性専門医からアドバイス
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