第3回 月経時の頭痛をあきらめていませんか?

生理と頭痛の関係性

第3回 月経時の頭痛をあきらめていませんか?

  • 工藤 雅子 先生 岩手医科大学医学部内科学講座 神経内科・老年科分野 講師

女性の片頭痛患者さんの60~70%は、月経に関連した片頭痛を経験しています。実際に、月経は片頭痛を引き起こす原因のひとつとして知られています。月経に関連した片頭痛の発作は長く続き、1回おさまってもまた起こりやすいという特徴があります。また、症状が重いことが多く、頭痛のお薬が効きにくいことが知られていますので、女性の生活の質(QOL)の障害となりやすい病気ともいえます。

一般的な頭痛には、「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」という種類の痛み止めを使うことが多いのですが、片頭痛には「トリプタン」という種類のお薬が効果的です。トリプタンにもいくつかの種類がありますが、月経に関連した片頭痛は長く続くことが多く、また何度も発作を繰り返すことがあるので、長い時間効くタイプのトリプタンがよいでしょう。なお、トリプタンだけでは痛みが十分にとれない場合には、トリプタンとNSAIDsを一緒に服用することもあります。

月経に関連した片頭痛では、お薬の効き目がなくなるとまた痛みを感じ、何度かお薬を服用しなければならないこともありますが、数日間のことですから、痛い場合には飲み過ぎを心配して我慢することなく服用してください。また、月経のとき以外にも片頭痛の発作が頻繁におこる場合には、片頭痛を予防するお薬を一定期間服用し続けることもあります。なお、片頭痛の発作を起こしやすくなる原因として、寝不足や寝過ぎ、過労、空腹、アルコールなどがあります。ですから、片頭痛が起こりやすい時期には特に、適度に睡眠をとる、仕事や家事で無理をしない、普段と違う予定を入れすぎない、空腹になりすぎない、アルコールを控える、といったことにも注意しましょう。

「月経関連片頭痛」の薬物療法

「月経関連片頭痛」の薬物療法

監修:工藤 雅子 先生

生理と頭痛について女性専門医からアドバイス
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